今頃な私信

2007年1月19日 漫画
say君への私信。

とはいえ『君に届け』『ひみつの犬神コココちゃん』を読んでる人は、
読んでも大丈夫です。
知らない人には、終わりの方に漫画の説明を置いときました。

『君に届け』の2巻買ってきた。
読む?
1巻含めてどうすれば良い?
借りた漫画を部室に放置してたのちょっと前に思い出したもんで。
今頃になって、すまんね。

『君に届け』は面白かった。
めっさ真っ直ぐな青春モノやけど、ギャグを入れる間というか、
緩急のつけ方が上手くて、すっと入ってくるな。
ハチクロもそうやけど、青春モノ特有の気恥ずかしさの消し方が
上手いのが最近多い気がする。

――ここから2巻の話

特に2巻が良かった。
吉田&矢野コンビにめっさ感情移入してた。
ちょっとした誤解から生まれる気持ちのすれ違い。
こういうのにどうも弱いわ。
勝手な思い込みだと分かってるし、相手のことを信じたいのに、
本当のことを確かめる勇気が持てなくて、足がすくんで、
いつしか疑いの心が芽生えて、自分がいやになるという流れ。
目頭熱くなった。
やっぱり伝えようとしないと伝わらんよな。
1巻と違って恋愛が絡んでこない分、雑味がなくて、
よりストレートに響いてくるから2巻の方が好きかなあ。

――2巻の話おしまい

あんまし関係ない話やけど、
めっさ感情移入して泣きそうやのに、
そのキャラに漫画の中で先に泣かれてしまうと、引いていかへん?
その感情はお前のものじゃない、って作品に拒絶される感覚というか。
目一杯に入り込んでたのが、少し現実側に引き戻されるんやけど。
自分だけ?

『ひみつの犬神コココちゃん』は面白いね。
こういう漫画が出版できる日本は素晴らしい。

男の子や女の子の、虫との融合具合は良いな。
生理的嫌悪感が出過ぎないギリギリのバランスというか。
いや、人によっちゃ既に無理なんだろうけど。
ただの道具に堕してしまった感のある触手に比べて、
より根っこの部分に近い生理的嫌悪感をくすぐられるわ。

最後の落ちは個人的にしっくり来なくてちょっと残念。
咲子の妊娠からの繋がりなんだろうけど、蛇足に感じた。
描写や世界観だけで十分面白かったってのがあったからかな。

以下、知らない人用にどんな漫画か説明。

『君に届け』椎名軽穂
主人公の爽子は、陰気な見た目のせいで怖がられて、
貞子なんて呼ばれてたりする内気な女の子。
そのせいで人と接するのが苦手なんだけど、
憧れている爽やか少年の風早君と接することで、
少しづつ克服していきながら、居場所を作っていくお話。
爽やかな青春モノが好きならどうぞ。

『ひみつの犬神コココちゃん』掘骨砕三
主人公は食べると魔法にかかる卵を産むコココちゃん。
魔法といっても、体が虫と融合して怪人みたいになっちゃうんですが。
そんな魔法にかかった男の子や女の子がエロいことするお話。
例を出すと、ナメクジな女の子が絡みついたり、
蜘蛛な姉が蛙な弟を孕ませたり。
異形が持つ妖艶さが好きな人はどうぞ。

追記:
書いた後に気付いた。
どうかと思う組み合わせやね。
読者層かぶらないんだろなあ。
でも、コココちゃんも話だけ見れば、割と真っ直ぐな気がする。
気がする。

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