『ディアスポラ』
30ページ/時間
ジャンル:ハードSF

『六番目の小夜子』
100ページ/時間
ジャンル:一般文藝(でいいのかな?)

『ゼロの使い魔』
250ページ/時間
ジャンル:ライトノベル

以上に挙げたのは最近読んだ小説の読書スピード。
結構差が出るものだなと我ながら感心してます。
1ページ辺りの文字数の差を考慮してもまだ差があります。
ちなみに『六番目の小夜子』が自分の標準的スピードです。

『ディアスポラ』のページの進む遅さが際立つのですが、
これ以上速く読むとさっぱり理解できない。
数行読むごとに頭を悩ませます。

逆に『ゼロの使い魔』の進むこと進むこと。
やはり、会話主体の小説は読みやすいですね。
その上、王道的な設定なので世界に入りやすい。
イラストで前もってイメージを与えられるので、
描写が簡素であっても、登場人物が容易に想像できます。
話の筋も起承転結がはっきりしていて、
途中でひっかかるところもありません。
ライトノベルが支持される理由が良く分かりますよ。

というか、ハードSFが売れない理由も良く分かる。
地の文にぎっしりと詰まった設定に、
読者に全く馴染みのない未知の世界が提示されるわけで。
しかも、話は理屈っぽい。
理系的な知識も要求してきます。
そりゃ敬遠するだろうなと思います。

いや、売れないだろうと言っているだけで、
面白くないと言っている訳ではありませんよ。
むしろ、めっさ面白いです、『ディアスポラ』。

しかし、読書スピードで比較するなら、
漫画マニア向けの漫画でも、
400ページ/時間
少年向けバトルorスポーツ漫画なら
1200ページ/時間
の漫画には小説は流石にかないませんな。
すさまじいばかりの対時間での情報摂取効率。

経験則では、ライトノベルの場合、
小説の文庫1冊=漫画の単行本2〜3冊
といったところ。
これを勘案しても、約2倍は漫画の方が効率が良い計算です。

物語を楽しむなら漫画が一番手っ取り早いよって結論で。

自分の中では、小説は文体や表現を楽しむ為のものです。
しかし、小説しか書かないのに話を作る才能持った人もいるので、
仕方がないから小説も読みます。
話が売りの人は全員、漫画で描いてくれれば最高なんですが。
そんな世の中にならないかな。

コメント

nophoto
たきうk
2006年5月11日1:53

たまにはいい事言うじゃないですか!!
その通り!!
書籍が全部漫画ならいいんです!
教科書も論文も全部漫画がならいいんです!!!

みゃの
みゃの
2006年5月11日2:06

論文も漫画は素敵極まりないアイデアだけど、
自分でも書くのかと思うと最悪だ。
研究室では教授のアシスタントやらされそう。

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