2月27日の日記

2009年2月27日 漫画
『はるみねーしょん』1冊余ったんで、欲しい人いたらどうぞ。
欲しい人は、はるみっぽい(もしくはチルノっぽい)コメントを残してください。
希望者いなかったら、win-d君に投げつけます。

あと、今週の『へうげもの』めっさ良いですね。
廊下から見下ろすところのページの使い方がたまらないし、お話的にも見所満載。
でも、利休がいなくなっちゃうのは寂しい限りです。
この後のお話、どうするんだろ?

2月18日の日記

2009年2月18日 漫画
fellowsの新刊買ったんで読んでたわけだけど、
なんか方向性が似てるんでお腹いっぱいになってきた。
フランス料理を山盛り食べてる気分。
一つ一つは面白いのが多いだけになんだかなあ。
近代麻雀を定期購読している人間が言うべき台詞でもないけど。
それはそれとして、百名哲が連載持ったことは喜ばしい限り。
バカバカしくて青臭くて良い感じに気の抜けてるお話大好き。


2月16日の日記

2009年2月16日 漫画
今週の近代麻雀、読了。
リスキーエッジが終わってしまいました。
最近の麻雀漫画は理を重視するものが多い中、
流れ重視で精神力勝負の漫画は貴重だっただけに寂しい限り。
普段、流れなんてないと思ってるからこそ、逆に惹かれるんですよね。

流れ重視の路線では天牌がありますが、
あっちは、麻雀にもっとも愛された者が勝つ漫画で、
リスキーエッジは、どんなにひどくても最後まであきらめなかった者が勝つ漫画
って感じでしょうか。
もちろんどちらも面白いんですが。

何かを好きで、それなしでは生きていけないだろうって連中が、
血反吐はきながらでも、そいつにとっての最高の状態を追い求める漫画は、
面白くて面白くてたまんないです。

ところで、2巻から2年ぐらい止まってる単行本の続きは出るんでしょうかね?

3月16日の日記

2008年3月16日 漫画
『ARIA』の最終巻読んだので少し。
たきうけの感想に便乗。

良かったです。とても良かった。
たきうけが言ってたように、時期が時期だけに感慨深いです。
が、その辺は個人的に少し複雑な感慨なので割愛。
まあ、聞かないでやってください。

以下適当に箇条書き。
ネタばれるかも。

・相変わらずの観光漫画。この漫画の魅力を一つ挙げろと言われれば、ストーリーでもキャラでもなく見開きだと思う。

・気持ちの流れの頂点のところに合わせてコマが見開きになる開放感が心地良い。

・コマ割りは時間表現だけでなく心情描写にも大きな役割を持つという良い例。

・池上遼一だったらめっさ良い笑顔で決めるとこ。

・アリスの話では見開きが部屋の中なのが少し残念。見開きの開放感に加えて、透き通るような火星の空の開放感も気持ちよいので。

・そういや、アニメだとどうしてんだろ見開きのとこ。アップの連続から一気にロングとか? あと音楽で盛り上げ?

・最終話で恥ずかしい台詞禁止がなかった。一度は言うと思ったのになあ。

・恥ずかしい通り名禁止と思った読者はきっと多数、でも藍華が作中で言っちゃうと外道だ。晃泣いちゃうね。

・藍華は、灯里に通り名で呼ばれたら、ちょっと照れて文句言いそうになるけど、どこか誇らしげに微笑んでから答えるって感じのキャラに脳内ではなってる。

・藍華が主人公だったら一昔前っぽくなるんだろうな。

・一番共感しやすいのは藍華だったりする。好み的にも藍華。

・負の感情が排除されてるこの漫画だからこそ、最後にアリシアさんのわがまま持ってくるのは締めちょっと前として良い感じ。

・アリシアさんが眼鏡似合うって発想はなかった。あと、人妻の方が色っぽくて良い。

・地球とのメールしてたのはどうなったんだっけ?

・「次の連載も癒し系で」とか言われるのかな。何描くんだろ? 新しいのも良いなあ。

3月12日の日記

2008年3月12日 漫画
元気に生きてますよってことを伝える為にブログ書いてるのに、くたばってんじゃないかと思わせる更新頻度なのには、色々反省する点があるような。
てわけで、なるべく更新。
多分、また3日で飽きるんですけど。

で、元気にくたばってると言えば思いつくのがゾンビですよね。
腐った面して這いずり回る、愛すべきLiving Dead。
てなわけで、ゾンビ漫画話。

『HIGH SCHOOL OF THE DEAD』の最新刊買ってきて読んでました。
4巻ではエロい女子高生が刀を振り回してゾンビを薙ぎ倒しまくってて、キャッチーな設定を通り越し強烈に匂い立つB級臭がたまらなく楽しいんで大満足です。

相変わらずゾンビが糞まずそうに人間をむしゃむしゃしてたわけで、もうちょいおいしそうに食えば良いのにと思うんですが、この漫画のゾンビには感情なさげなんで仕方ないところ。

もし食欲しか頭にないゾンビが一番おいしそうにかぶりつくとすれば、性欲と食欲がごっちゃになった結果、愛する恋人のお肉なんじゃないのかと思うんですが、そんな妄想をガチで漫画化した作品が昔ありました。

別冊ヤンマガで連載されてた『学園恋獄ゾンビメイト』という漫画でして、ゾンビになると告白する時に相手の脳みそが食べたくなると言う大変愉快なラブコメです。恋愛しか頭にない人間と食欲しか頭にないゾンビは大して変わんないという事実に気付かせてくれた作品でした。
10話もあるのに未単行本化なのが悔やまれてなりません。

結果、自分の脳内にはゾンビとラブコメは大変相性が良いと刻み込まれたわけで、世の中のラブコメはもっと相手の頭を齧るべきだと信じるようになりました。もっと『レベルE』のコンウェル星人みたいな愛情表現があっても良いんじゃないかと。

で、コミックエールの最新号を読んだら、「新感覚センシティブ・ラブコメ!!」ってあおりで、『ゾンビロマンチシズム』という新連載が始まってたんですよ。そりゃあ「齧るのか!」って期待しますよね。しません? しないって人は賢いです。なんつうか、齧ってませんでしたし、齧る気配も無し。しょんぼり。

まあ、それはそれとして、真っ当にラブコメとして楽しかったです。ゾンビ嫌いの女の子の葛藤っぷりが良い感じ。次号も読みたい。そもそもに齧る期待をする方がアホな訳で、そんなんでしょんぼりされても作者も困りますわな。

ところで、調べたらこの作者は前号でもゾンビもの描いてた様子。うっかり読み逃してたようです。もしかしたら、こちらは齧ってるのかも。うーん、読んでみたい。

まあ、ちっとも懲りてないなってとこで、また明日。

5月23日の日記

2007年5月23日 漫画
まとめて更新二つ目。

どうも、某「男の子向け少女マンガ雑誌」こと、コミックエールを
部室に置いた者です。
新創刊誌はやっぱし読まなきゃならんと思うのですよ。
『コミックジャンク』やら ←おっさん向け、看板がナニワ金融道の続編
『コミックチャージ』やら ←角川初の隔週青年誌
『増刊コミック乱』やら ←時代劇専門誌の増刊
も放り込んだほうが良かったですかね?
今年も山ほど創刊されてますが、何誌残るのやら。

今度、吉本興業が出す『コミックヨシモト』は25万部売ると
豪語してるので、生温かい目で見守りたいところです。
コロコロ復刻企画の『熱血!!コロコロ伝説』の
80年代後半〜90年代の号は部室に置いとく予定。
『つるピカハゲ丸2007』書き下ろしとか、懐かしすぎ。

さておき。

win-d君に遠距離コメント。
直で話せば良い気もするけど、
うっかり会えなかったら忘れそうなんで。

コミックエールなんだけど、
アレは萌え漫画というより創作同人の匂いじゃないかと。
『チャンピオンREDいちご』を横において比べてみれば一目瞭然。
(間違っても『チャンピオンRED』を並べるのはなしね。
 アレは何か名状し難いものなので)
言葉の定義問題はなしでよろしく。

で、アレに需要があるかって言えば、
数年前のアワーズライトはあっさり休刊したものの、
コミックハイは割合頑張ってるし、
コミックシルフも2号目出たし、案外、続くかもね。
どうもそういう読者層が出来たっぽい。
コミック百合姫とかも案外近そうな。

打ち切り云々は大概の場合、大手3社以外なら、
単行本さえ、そこそこ売れれば回避されるので、
発売日に新品で買うと良いと思うよ。
単行本が2刷、3刷とかかるような連載が打ち切られるのを、
あんまし見たことないし。

雑誌のアンケートはむしろ、「読者の中の1部の意見だけ」を
取り上げないようにする為のシステムじゃない?
一部の声の大きな人以外の意見を汲み取ろうとするシステムというか。
例えば、編集の暴走には歯止めかかるんじゃないかな。
熱心なファンの〜に関しては、金出すやつが強いよねってことで。
まあ、メールで感想遅れる時代なんだし、直で言えば良さそうな。

あと、雑誌は読んどくのお薦め。
連載ですら単行本化されないことって珍しくも何ともないし。
全ての連載が単行本化されるようなのは、
何十万部も売れてる雑誌だけだと思っといたほうが良いよ。
途中で単行本出なくなるパターンもあるしねえ。
正直アレはへこむ。
今週のヤングジャンプ読みました。

以下、ガチでネタばれるんで注意。

ネタばれ回避用に、軽い話題。

『ハチワンダイバー』『嘘喰い』が相変わらず面白いですね。
脳みそフル回転させながら、真剣に勝負するような話は大好きです。
『この恋は実らない』も結構お気に入り。
ヤリチンな男が天然お嬢様に一目惚れして、
どうして良いのか分からなくなる、その慌てぶりが楽しい漫画です。

さておき。

本宮ひろ志の『まだ、いきてる…』が最終回を迎えたわけですが、
死亡エンドでしたね。
まあ、なんと言うか、最強伝説黒沢エンド。
最後に一花咲かして、満足そうに死んでいくおっさんな辺りが一緒。

本宮ひろ志の、おっさんの願望の汲み取り方が上手すぎるんですが。
確かに、団塊が退職すること考えると、
サラリーマン漫画の次は、男の死に様漫画が求められるのは必然。
これから、ジャンル化していくことも十分ありえそう。

団塊の世代の心を鷲づかみする漫画家、弘兼憲史が
『黄昏流星群』で40代以降の、
皺があり肌がたるんだ裸がしっかりと描かれるような、
脂っこい恋愛を描いたのは、
なかなかの慧眼だと思いましたが、
本宮ひろ志も負けちゃあいないですね。

福本伸行は、誇りを持てない人々の中から、
ワーキングプアかつ独身中年という社会的弱者を選んで
主人公にしたのに対して、
本宮ひろ志は、退職後のサラリーマンという団塊の世代を選ぶ辺りが、
長年ヒットを飛ばし続けた作家ならではの嗅覚を感じますな。

それまでの本宮漫画にあるまじき弱い男、
自らに悩み女性のことを考慮に入れる男、を描いて、
『サラリーマン金太郎』をヒットさせたと思えば、
今度は誇らしい死に様を与える漫画ときたわけです。
この次の一手が気になって仕方ないんですが。

あと、小林よしのりの『遅咲きじじい』も良い目の付けどころかと。
老人とは前向きなものなんだ、ってメッセージは、
求めている人はきっとたくさんいるでしょうし。
相変わらず、上手い作家です。

というわけで、50代以上御用達漫画のお話でした。
こんな話、誰が興味あるんでしょう?

追記:
誤解がありそうなんで、掲載誌の説明。

ヤングジャンプ
『ハチワンダイバー』
『嘘喰い』
『この恋は実らない』
『まだ、いきてる…』連載終了

ビッグコミックオリジナル
『最強伝説黒沢』連載終了
『黄昏流星群』

ビッグコミック
『遅咲きじじい』不定期連載
くろきち君が嬉しそうなんで、便乗。
『エマ』8巻読みました。

本編は7巻で終わっているわけで、
8巻は脇役に視線を移した短編集です。

以下、感想。

ケリーとアルの夫婦は良いなあ、凄く良い。
アルがケリーのほっぺをむにっとするところは和むというか、
水晶宮を心から楽しむケリーなんですが、
それをみつめるアルの視線がとても優しくて、
で、その視線に気付いて何も言えなくなるケリーが可愛いのですよ。

アルの、ケリーにいつも笑っていてほしいと言う気持ちを、
口の端を引っ張る=ほっぺをむにっとすることで伝えようとする場面は
ああ、上手いなあ、と素直に感心します。

あと、1850年代当時に暮らしていたわけでもないのに、
まるで見たきたかのように水晶宮を、しかも1話まるまる使って、
漫画で語る森薫が嬉しそう過ぎて、こちらも楽しくなってきますな。

4話のエレノアの気持ちが自分の中で消化し切れなくて、
ちょっともやもやしてます。
あと、2、3回も読むうちに消化できると良いんですけど。

あと、新聞の話も良いですね。
19世紀を舞台にしないと成り立ちにくいお話。
ついさっき調べてみたら、
この時代のイギリスは、印紙税が廃止され、印刷の技術も向上し、
急速に新聞が普及し始めた時代の様子。
大衆紙が普及するのもこの時代らしいです。
漫画に出てくるのは、高級紙の『The Times』ですけど。
現代だとネットに触れる人々の点描といったところなんでしょう。

あと、空回り気味なターシャ見てるのは楽しいです。
最後のページでめちゃくちゃ嬉しそうなターシャと、
割と冷静にツッコむ周りのメイドたち、なノリは好き。

まあ、それはそうとして、後書きの
「だって描きたかったんだもーん」
が、この漫画のことを一番良く表してる気が。
ども、お久しぶりです。
そういや、明日飲み会でしたっけ?

漫画の感想。
2巻以上の続き物じゃなくて面白かったのを幾つか。

『学園黙示録 HIGH SCHOOL OF THE DEAD』1巻
画:佐藤ショウジ 作:佐藤大輔

学校中ゾンビで、町中ゾンビ。
多分、世界中ゾンビ。
絶望的な状況下で生き延びようとする生徒たち。
皇国の守護者だけでなく、ここでも撤退戦とは。
原作者が大好きなんでしょうね、こういうシチュエーション。
もちろん、こちらも大好きですけど。

一巻ではパニックホラーの王道がきっちり描かれていて、
つかみとしては上々、引き込まれます。
今年、期待の一作。

『大地獄城・血だるま剣士』平田弘史

力士対騎馬武者の対決ってだけでも何かがおかしいのに、最後は、力士が手刀で貫かれ、騎馬武者は頭突きによって頭が吹き飛んで相討ちとは。
常人には思いつかない絵面。
とりあえず、身体の一部が欠けるのはデフォ。

戦国時代の凄惨な復讐が題材のお話。
復刻とはいえ、古びずに十分すぎるぐらい面白いし、
行き過ぎた情念の果ての狂気を描いてる作品は今でも貴重。
山口貴由で濡れる人は平田弘史作品を是非読むべき。
『シグルイ』のルーツは間違いなくここに。

『少年少女漂流記』古谷×乙一×兎丸

中二病を真正面から全肯定。
妄想(空想?)豊かな少年少女を描いた短編集。
彼らに対する作者の視線ががとても優しいんで、読後感が良いです。
古谷兎丸は少年少女の幻想とか妄想を描くと本当に良い仕事するなあ。
中高生が読んだら、どんな感想持つんだろ?
中二病は否定するものでも、克服するものでもないよってメッセージで救われる子もいるのかな?

今頃な私信

2007年1月19日 漫画
say君への私信。

とはいえ『君に届け』『ひみつの犬神コココちゃん』を読んでる人は、
読んでも大丈夫です。
知らない人には、終わりの方に漫画の説明を置いときました。

『君に届け』の2巻買ってきた。
読む?
1巻含めてどうすれば良い?
借りた漫画を部室に放置してたのちょっと前に思い出したもんで。
今頃になって、すまんね。

『君に届け』は面白かった。
めっさ真っ直ぐな青春モノやけど、ギャグを入れる間というか、
緩急のつけ方が上手くて、すっと入ってくるな。
ハチクロもそうやけど、青春モノ特有の気恥ずかしさの消し方が
上手いのが最近多い気がする。

――ここから2巻の話

特に2巻が良かった。
吉田&矢野コンビにめっさ感情移入してた。
ちょっとした誤解から生まれる気持ちのすれ違い。
こういうのにどうも弱いわ。
勝手な思い込みだと分かってるし、相手のことを信じたいのに、
本当のことを確かめる勇気が持てなくて、足がすくんで、
いつしか疑いの心が芽生えて、自分がいやになるという流れ。
目頭熱くなった。
やっぱり伝えようとしないと伝わらんよな。
1巻と違って恋愛が絡んでこない分、雑味がなくて、
よりストレートに響いてくるから2巻の方が好きかなあ。

――2巻の話おしまい

あんまし関係ない話やけど、
めっさ感情移入して泣きそうやのに、
そのキャラに漫画の中で先に泣かれてしまうと、引いていかへん?
その感情はお前のものじゃない、って作品に拒絶される感覚というか。
目一杯に入り込んでたのが、少し現実側に引き戻されるんやけど。
自分だけ?

『ひみつの犬神コココちゃん』は面白いね。
こういう漫画が出版できる日本は素晴らしい。

男の子や女の子の、虫との融合具合は良いな。
生理的嫌悪感が出過ぎないギリギリのバランスというか。
いや、人によっちゃ既に無理なんだろうけど。
ただの道具に堕してしまった感のある触手に比べて、
より根っこの部分に近い生理的嫌悪感をくすぐられるわ。

最後の落ちは個人的にしっくり来なくてちょっと残念。
咲子の妊娠からの繋がりなんだろうけど、蛇足に感じた。
描写や世界観だけで十分面白かったってのがあったからかな。

以下、知らない人用にどんな漫画か説明。

『君に届け』椎名軽穂
主人公の爽子は、陰気な見た目のせいで怖がられて、
貞子なんて呼ばれてたりする内気な女の子。
そのせいで人と接するのが苦手なんだけど、
憧れている爽やか少年の風早君と接することで、
少しづつ克服していきながら、居場所を作っていくお話。
爽やかな青春モノが好きならどうぞ。

『ひみつの犬神コココちゃん』掘骨砕三
主人公は食べると魔法にかかる卵を産むコココちゃん。
魔法といっても、体が虫と融合して怪人みたいになっちゃうんですが。
そんな魔法にかかった男の子や女の子がエロいことするお話。
例を出すと、ナメクジな女の子が絡みついたり、
蜘蛛な姉が蛙な弟を孕ませたり。
異形が持つ妖艶さが好きな人はどうぞ。

追記:
書いた後に気付いた。
どうかと思う組み合わせやね。
読者層かぶらないんだろなあ。
でも、コココちゃんも話だけ見れば、割と真っ直ぐな気がする。
気がする。
漫画喫茶と本屋で読み逃してた漫画雑誌を読んできました。
まとめて読むと漫画の話がめっさしたくなってきますね。
と言うわけで、漫画話を箇条書き風に。

イブニングで『ビビリメガネ』2回目が載ってて嬉しい。
1月ほど前に載った新人賞の大賞作品の続き。
内気で臆病で、猟奇殺人犯を偉人扱いして憧れたりする、
まさに題名どおりな感じの男の子が、
社交的でハイスペックで好奇心旺盛で当たって砕けろな女の子の
興味の的になっちゃってさあ大変、なコメディ。
対照的な二人の対比がなかなかに面白いのです。
まだまだ荒いけど妙に味があって気に入ってた作品。
編集部から期待されてる様なので一安心。
良い新人なんで頑張って欲しいなあ。

こちらも2回目、マガジンの『仮面ライダーをつくった男たち』
3週連続掲載のようで嬉しい限り。
これでもかと熱がこもってて、やっぱり面白いです。
マガジンお得意のノンフィクション漫画が、
毎回このクオリティーを維持してくれると嬉しいんですけどね。

アクションでこうの史代の新連載『この世界の片隅に』スタート。
定期的に読める様になって幸せ。
今度の舞台が太平洋戦争中なんで
『夕凪の街 桜の国』みたいな感じかなあ、と思ってましたが、
ゆるい空気でいつも通りでした。
どちらかと言うとそちらのノリの方が好きなので歓迎。
最後の落とし方とか、本当にいつも通り。
照れなんですかね、あれ。
あと、こうの史代の描く女性は情が深くて好きです。

てか、最近のアクションは良い雑誌ですよねえ。
『鈴木先生』は良いし、『極道めし』も楽しみ。
『昭和の中坊』なんかも結構好き。
『シートン』がWEB連載なのがちょっと残念。
やっぱり紙で読みたいです、絵が良いだけになおさら。
『マエストロ』も紙が良いなあ。

もうちょい話したい気持ちもありますが、今日はこの辺で。
『げんしけん』の9巻読みました。
最後まで面白い漫画だったと思います。
8巻には少なめだった、斑目と春日部さんの話が結構あって満足。
初詣の話はお気に入り。
二手に分かれて参拝済んだ後の展開は良いですね。

まあ、しかし、特装版付録の同人誌を読んだら、
本編の印象が全部ふき飛びました。
篠房六郎の漫画がクソ面白くて、クソひどい。
10回ぐらい読み返しながら、その間中、笑い続けて、
その後、泣きそうに。

「何でそんなに必死なカンジ――だったんですか」

うん、もう、何と言うか、片眉剃り落としてきます。

追記:
篠房六郎の話って実話なんですね。
ハチクロな出身大学であるのを踏まえて読むと、より愉快。
創刊号好きのSayland君が買ってくる気配が無かったので、
『comic SYLPH』を買ってみました。
やはり、創刊号は気になりますし。
電撃ガオの増刊で季刊誌とのこと。

公式サイト
http://www.mediaworks.co.jp/special/sylph/index.php

で、読んでみたんですが、どうやら対象読者ではなかったようです。
電撃の割りに、本当に女性向けの色が強めでした。
逆ハーレムでシンデレラストーリーだったり、
幼馴染が王子様だったり。
初見では『コミック・ハイ!』辺りの読者層(リリカルな少女漫画が好きな男性とか)を狙ってるかと思ったのですが、どうやら違う様子。

連載には、然程興味を惹かれませんでした。
雑誌全体でも、つかみが少し弱い印象。
まあ、対象読者でないのだから当然ですかね。
2号目からは読まなさそう。

読みきりは、結構楽しかったです。
贔屓にしている山名沢湖は相変わらず面白いです。
女の子が親友に妬きもち話、良いですね、好き好き。
古名奏子も読みやすくて、なかなか良い感じ。
双子モノで中学生日記。
見たことある絵だなあ、と思ったら昔に同人誌買ってました。
(同人誌は二次創作じゃなくて創作少女系)
今村陽子は話の雰囲気は合いませんでしたが、悪くはないな、と。
泣かせに行かない話も読んでみたいかなあ。

折角買ったので、部室に置いときます。
興味があればどうぞ。
でも、リンクできるのは便利ですよね!
というわけで、
http://horror.g.hatena.ne.jp/COCO/
に載っている [今日の早川さん]が最近とても面白いです。
本好きな女の子達のいろいろ思うところのある会話にニヤニヤします。
皆が皆、大人気ないのも良い感じ。
まあ、題名見ればなんとなく想像つくんじゃないでしょうか。

Sayland君が読むとどんな反応するのかが、とても気になるので
是非とも読んで感想聞かせてくださいな。

本読むのは好きですけど基本は雑食な漫画読みなんで、
特に誰かに思うところあるってわけじゃないです。
岩波さんはわりと好きですけど、
現実に居たらお近づきになりたくない手合いなんでしょうかねえ?
漫画喫茶では読めない雑誌が多すぎるので、結局本屋にも立ち読みへ。
案の定、2時間以上立ち読みして、腰が痛くてたまんなくなってました。
閉店近くまで粘った自分が悪いんですがね。

ビームの『イムリ』は良いなあ。
今のところ、設定披露してるだけだけど十分面白い。
本格的に話が進みだす時が本当に楽しみ。
入江亜季も面白いしで、2本だけでも良い雑誌認定。
まあ、他の作品もしっかり面白いんですがね。
ビームは本当に志の高い雑誌だと思います。
でも、その割には生え抜きの新人があまり育ってないのは何故?
同人出身ばかり目立ってもなあ。後が続くのか心配。

18禁な伝綺作家界隈で評判のドラゴンエイジ連載『HIGHSCHOOL OF THE DEAD』は胡散臭すぎて、打ち切られるんじゃないかと不安。
最近読んだ『ミッションスクール』後書きの電撃hpで人気最下位により
打ち切り食らった話に絶望したのばかりなので。
角川グループの読者における最多層は微塵も信用できないんですが、
如何なもんでしょ?

しかし、E☆2は一体誰が読んでいるのか疑問。
名前すら知らない人の方が多いんじゃないかと。
雑誌の方向としては、メディアミックスしないコンプティークといったところ。んー、ひどいな。
角川グループ(eb!含む)ではないこの雑誌に未来はあるんだろうか?
とりあえず、クソつまんないので注意。

アワーズ+は安定した面白さ。
水上悟志はなんか好き。説明しにくいんだけど。
石田敦子は何描いても陰鬱としますね。それが良いのですが。
二宮ひかるには是非25才辺りの女性を描いて欲しいのです。
中学生じゃあ、さっぱり色気が足りません。

コミックリュウは吾妻ひでおの漫画が全てを表している気が。
セルフパロディの上に、SFパロディってどこまで読者を絞る気?
鶴田謙二の『思い出エマノン』は思わずオリジナルかと思うぐらい、
まるで違和感無し。本当に原作付き?
安永航一郎の久々の新作は、割と落ち着いていて拍子抜け。
もっと遠慮せず、おっさんの脛毛とか出しまくれば良いのに。
まあ、キャプテンをハヤカワっぽくしたような雑誌という印象。
最近、2時間以上立ち読みすると腰が痛くてたまらないので、
漫画喫茶通いしてます。
大体5〜7時間ぐらいいるのでパック料金でも2000円程かかり、
結構手痛い出費ですが、腰の為にはやむなし。
しかし、石橋の漫画喫茶は雑誌の揃えが悪いのがどうにも。
せめて、近代麻雀とヤングチャンピオンとアクションぐらいの
コンビニにもある有名所は置いて欲しいものです。
あと、ビジネスジャンプとスーパージャンプも。
そういや、ヤングガンガンもないなあ。
別冊ヤングマガジンのような新人雑誌や、エロティックスFのような版型が微妙な雑誌まで置いてくれる漫画喫茶できないもんですかねえ。

ヤングジャンプの新連載『ハチワンダイバー』面白いですなあ。
『月下の棋士』みたいに将棋知らなくても楽しめる類の将棋漫画。
真剣師との勝負を外連味たっぷりに描いてて、期待持てます。
持ち時間一分勝負みたいな無茶なルールは実に素敵なので、
この勢いでもっともっとやって欲しい。
柴田ヨクサルの会話の間は相変わらず素敵。
遠慮なくゲラゲラ笑えるのも、漫画喫茶の有り難さ。

チャンピオンの『椿ナイトクラブ』は茜ちゃん♂のヒロイン化が止まることを知らぬ勢いで、もっとやれという気持ちで一杯に。
少年誌でカラーページの乳首見せもヒロイン♂ならではですな。
『ハヤテのごとく』でも綾崎ハーマイオニーだし、
最近の流行なんですかね?
大歓迎です。
弁解しときますが、古代ギリシャの賢い人たちや花の24年組なギナジウムのような趣味はございません。

ウルトラジャンプの『皇国の守護者』は新城が相も変わらず悲惨。
部下の死が全て犬死とはかなり最低の結末。
感情を押し殺した軍人同士の会話が素敵でたまらなくて、
原作の小説も読みたくてたまらなくなったんですが、
漫画で読みたい気持ちも大きく、ぐっと堪えてました。
毎月そんな感じなんで、何時か原作を読んでしまいそうな予感。

題名忘れましたが、漫画サンデーに載っている花魁ものがエロス。
花魁ものは大概の場合エロいので、本当に良いジャンルです。
現代の夜の女の話といえば倉科遼なんですが、連載増えすぎ。
おっさんが読む雑誌には大概載ってるんじゃないかと。
良くネタが尽きないもんですな。
司敬時代から筆は速かったとはいえ異常。
まあ、展開似たようなのばかりですが。

バンチの『コンシェルジュ』に雁屋哲(っぽい人)登場にドキドキなのはさておき、『ゴーゴー♪こちら私立華咲探偵事務所。』の所長がツボってました。23才は思ってたより若いなー。年下だ。
ウヒョ助改め塚脇永久の新連載は相変わらず勢いだけはあるので期待。
選挙ものだけど、誰でも意志さえあれば政治家になれるよ! みたいな方向性かな?
しかし、志に欠ける主人公だなあ。大丈夫か?
ISBN:4757729189 コミック
入江 亜季
エンターブレイン 2006/08/31 ¥672

『群青学舎』が好きで好きでたまんないです。
自分のツボにはまりすぎ。
読んでる最中、顔がゆるみっぱなしです。
読んでる姿見られると、めっさ恥ずかしいかも。

『群青学舎』はビームで連載されている連作短編です。
基本的には学舎に関わる人々の話で、
恋愛モノやコメディーだったりするんですが、
森の自然を描いたあまり関係のない話もあったりで、
なかなかバラエティー豊かな作品になってます。

話も綺麗にまとまっていて上手いなあと思わされるんですが、
絵の、とりわけ線が艶っぽくて大好きです。
眼がとても表情豊かで、女性キャラが実に色っぽく見えるのが実によろしいのです。
もちろん人物以外も良くて、第6話の『森へ』は森の自然と老婆の関わりを描いた話なんですが、台詞も無ければ不思議なこともほとんど起こらないのに面白いのは、やはり絵の力なのだろうなと思います。

『白い火』みたいな艶っぽい恋愛モノも面白いし、
『花と騎士』みたいなコメディーも笑えます。
先生がノーブラか確かめる男子小学生の話もしょうもなくて良い感じ。
ティナさんも色っぽくて好き。
要するに、全作品好きなわけです。

同時発売の『コダマの谷』も荒削りながらも、楽しい漫画でした。
金が無いと積み漫画が目減りしていって寂しいんですが、
どう考えてもつまらない漫画が積まれてあって、
買った自分に疑問を抱きつつも、漫画だという理由のみで消費され、
心の中で何度も何度もツッコミ入れているくせに、
意外と楽しんでいる自分に気づいたときのやるせなさに比べれば、
凄くどうでも良いような気もしたりしなかったり。

『地球外生命体イーバ』という、どうしようもない漫画を読みました。
大統領を超える権力を持つ、影の政府MJ12とか、
悪のグレイに人体実験の材料を提供するアメリカとか、
もうおなか一杯です。
(宇宙人から見て)未熟な地球人が宇宙へ進出することが、
何故に宇宙の滅亡へ繋がるのかさっぱり理解できません。
原作が矢追純一で、作画がさいとうたかをの元アシ。
なので、驚き顔見るたびに、誰かがゴルゴに狙撃されたね、
と思ってしまうのはやむを得ぬことと言えましょう。
何気に、初期のガンガン連載作品。
他にも、ジョージ秋山やゆでたまごが掲載されていたことを考えると、
ひどく混沌とした雑誌だったのだなあ、初期のガンガン。

とは言っても、つまらない漫画ばかり読んでいるわけでは、
決してありませんよ。
基本、面白い漫画を追い求めております。

1冊30円で買った、谷川史子をまとめ読み。
甘くて甘くて、小便ちびりそうです。
読んでいるところを人に見られたときには、
馬の首をベッドの中にプレゼントしたくなる類の作品です。
気恥ずかしさが快感。ある種の少女漫画の醍醐味。
甘酸っぱいという言葉は、
漫画は甘いのに読んでいるヤツが酸っぱいこと
を揶揄する言葉に思えてきました。
中高生の初々しい恋愛ものは、腐れ大学生にはまぶしすぎるので、
法律で規制してしまえば良いのです。
捕まるのは当然、腐れ大学生の方。

バランス取る為ではありませんが、
駕籠真太郎の『六識転想アタラクシア』を再読。
うっかり2冊目買ってしまいました。いや、ミスですよ。
生理的嫌悪感を伴う素材も、戯画化されれば愉快に読めるもの。
娯楽なんて突き詰めれば、エログロナンセンス。
後は、どう味付けするかの差だと思いませんか。
そして、駕籠真太郎の味付けは好きです。
エログロとギャグの相性は、非常に良いと思うのです。
人を物として扱うことのギャップから生まれる笑い。
今作の精神と肉体を切り離す発想は、この下地があってこそかと。

最後は、コメディで締めるべく、『サルタン防衛隊』を読了。
ガンアクション絡めつつ、新宿が瓦解するまでに大暴れする
スラップスティックコメディでした。
最近、ドタバタ喜劇はあまり漫画で描かれていない気がします。
こち亀も昔は好きだったのですが、今では見る影も無く。
もはや、流行らないジャンルなのでしょうか。
元々、動きで笑わせることを目的としたジャンルなので、
漫画家に画力が要求される為、敬遠されがちである、
という説を、今、でっち上げてみましたが、何か違う気もします。

漫画>>>その他 な生活にもかかわらず、
漫画のエントリー少ないなと思い、書いてみたのですが、
なんというか、ぐだぐだですね。
漫画のこと書くと、いつもこうだ、
と、いい加減反省すべきだということを確認しつつも、
又そのうち、どうでも良いことを書きそう。
良く知らない漫画を、当てずっぽうで買うのは楽しいですねえ。

本屋で受けた直感にしたがって買ってみるわけですが、
まあ、ただの博打です。
漫画の場合、表紙の絵でなんとなくは分かりますが、
競馬で、勝敗を馬の毛並みだけで予想するのと大差がないわけで。
だからこそ、お金の無いときにやると、とても楽しい。
外れた時は、財布見るたびに、
アレさえ買わなければ……
と悔しがるわけです。(全く反省はしませんが)

MTGのパック買うのが気分的には近いかも。
良いレア引いた時の喜びと、
くずレア引いた時のやるせなさ辺りが特に。

というわけで、『らいか・デイズ』1巻を買ってみました。
先生からも頼られる天才小学生だけど、実は素直でコドモっぽい、
春菜来華の日常を描いた、正統派な4コマ漫画でした。
来華がちょっとしたことに一喜一憂するのを見てるのは、
子供の頃を思い出して、とても楽しいですね。
何か懐かしい感じのする作風もなかなか良かったです。
こういう良作見ると、4コマ誌をあまりチェックしてこなかったことが、悔やまれます。

今回の場合は何個かのサンプルが読めたので、
全くの手がかり無しというわけでもありませんが、
それでも、当たりをつかむと、とても嬉しいものです。

しかし、当然、大当たりばっかりというわけでもなく。
その時に一緒に買ったエロ漫画は、まあまあといったところでした。
ネットで評判良かったので買ってみたんですが、拍子抜け。
趣味に関しては、周りの評判より自分の直感の方を信用すべき、
という教訓ですかね。
今日、ちょっとBLの香りがする少女漫画を読んでました。
題名は言いたくないので、伏せときます。
女子中高生辺りが好きそうな、逆ハーレムっぽい感じです。

男A←→女(主人公)←男Bという三角関係な設定で、
もちろん男同士は親友だし、
主人公は男Aの気持ちに気づいていないわけです。

で、読んでると、
男Aのことを傷つけてしまい落ち込む主人公を、男Bが慰める、
というシーンがあったんですが、
そこで、男Bが、胸で泣いている主人公に向かって言う台詞、

「・・・おまえが誰ンことすきやっても かまへん
そんな泣くほどツライんやったら
・・・"男A" やめてオレにしとき――」

で、爆笑。腹抱えて笑ってました。

作者的にはめっさ盛り上がるシーンなんでしょうが、
もう、ギャグにしか見えないんですよ。
中途半端に"ん"が"ン"になってるとことか、
さらに笑いを加速させるわけです。

どうも最近、真っ直ぐに作品が読めないようです。
いつから、こんなにすれた人間になってしまったんでしょうか。
なんだか、悲しくなってきます。
きっと小学生の時なら、純粋に見ることが出来たんじゃないかと。
作品に山ほど触れることのデメリットって多いですねえ。
半端に目が肥えても、別に良いことはないですし。
一度、頭をリセットして欲しいぐらいです。

といいつつも、20冊ぐらいあるのに全部読みましたけどね。

結構、この作品はつまらないとか言ってますが、
あまり信用しない方が良いです。
そんなこと言いつつ、好きなこと良くあるので。
体は正直ってやつですよ。

わざわざ言わなくても、既に信用されてないですね、多分。

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