休みになるとやたら眠くなります。
一日の半分ぐらい寝て過ごす感じ。
日頃、普通の睡眠時間で生活できてるはずなんで、
寝る必要はないはずなのに、何故でしょう?
たまには、外に出ろってことなんでしょうか?

『シートン』第3章 谷口ジロー
谷口ジローの描く動物モノは本当に面白いなあ。
サンドヒルスタッグの雄雄しい跳躍は彼にしか描けない名場面。
精緻な筆致でデフォルメせずに描かれる動物たちと、
淡々と自然を語る作風があるからこそ、
荒々しく力強いラストシーンが映えるんだろうなあ、と思います。
表情のない動物から伝わってくる感情(のようなもの)が、
微笑ましかったり、物悲しかったり、荘厳さを感じたりで、好き。

『虹ヶ原ホログラフ』浅野にいお
面白いです。
とても面白いんですが、
全編から漂ってくるサブカル臭さはどうにかならんものかと。
小さいのでは、包帯をまいた女教師とか、少女の初潮とか、
中ぐらいのでは、娘に欲情する親父とか、人当たりの良い狂人とか、
大きいのでは、日常に潜む唐突な死とか、散在する悪意とか。
とはいえ、過去と未来、幻想と現実が錯綜しながら、
それぞれの人々の物語が一つに収束していく複雑な構成を、
ちゃんと読者に分からせる様に描けているのは上手いし、
悪意と醜さに満ち溢れた物語を、ある種の美しさを感じさせる作品に
仕上げる技量も素晴らしいとは思います。
でも、なんだかなあ。いや、好きですけど。
QuickJapan連載だし、需要には答えてるんでしょうねえ。

『ローマ人の物語』24巻 塩野七生
相変わらず面白いです。
24巻は賢帝として名高いトライアヌス帝の話。
現存する資料が少ないだけに、ちょっと物足りないところも。
ローマ全盛期を治めた皇帝の一人なのに皮肉な話。
批判の方が後世に残りやすいってのも寂しい話ですが。
丘削ってまで、前任者より大きな施設を作ろうとする虚栄心や、
死後自分の祭られる神殿の設計図まで残したりする用意周到さは、
何だか微笑ましいです。

コメント

nophoto
say
2006年9月8日18:45

そうです、外に出なさい。
外に出て我が家の空気を入れ替えてください。

やな9
やな9
2006年9月10日20:52

http://www.jbook.co.jp/p/p.aspx/3169988/s/

こんなん発見したよ。

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