1月25日の日記

『明日の君と逢うために』面白い？　って聞いたら体験版やれと言われたんで、そりゃそうだわな、ってことでやってみました。

で、やってみたんですが、なんというか微妙。
や、作品がじゃなくて体験版が。
何も起きないまま終わったんですけど。
ヒキもなければオチもなし。嬉しそうな設定自慢とかもなし。
シナリオじゃなくてキャラを見せたいのかなと思いきや、
キャラの掛け合いもあんまりなくて、淡々と終わっちゃいました。
てか、エロゲーなのにエロシーンすらないですし。。
多分、最初の1時間分ぐらいを単純に切り取ったんでしょう。
正直これで判断しろと言われても、どうしていいのやら。

エロゲの体験版に要求される役割って映画の予告編に近いと思うんです。中身の見えない商品を断片的な材料で判断させる辺りとか。
で、映画の予告編って見栄えの良いシーンをこれでもかと詰め込むわけじゃないですか、前後のつながりとかも無視して。
とにかく強引にでも視聴者の興味をひきつけるわけですよ。
おかげで、映画の序盤か少々だるくても最後まで見れたりします。
予告で見たあのシーンまではと。
むしろ予告編の方が本編より面白い時すらあったり。

で、エロゲーの話。
エロゲーもまた序盤だるいことがあります。
まあ、話によっては下準備しなきゃいけないんで、仕方ない部分もあると思います。
体験版に序盤を丸々使うこともあります。
謎を解き明かしてゆく話なら序盤で十分興味をそそられますし、ジェットコースター的に話が進むなら、一つ目の山を体験できたりして楽しいです。
でも、ですよ、この2個を組み合わせるのはどうなのかと。
なんで、作品の面白くないとこだけ見せるのかと。
なんで、作品のキャッチーな部分を見せ付けて、興味ひきつける工夫をしないのかと。
すごくもったいなくてたまらないんですが。

で、結局『明日君』が面白そうかも分からずに、
やる気だけはしっかりと削がれたというお話でした。
作品の面白い部分に気付けなかっただけかもしれないですけど、
まあ、それはそれで。

それはそうとして、序盤がつまんなくて損してる作品って結構ありますよね。特に漫画は多い気がします。
まあ、漫画の場合は長期連載のせいだったりしますけど。
でも、序盤が面白いといって、本宮ひろ志みたいに畳める見込みのない大風呂敷広げたり、浦沢直樹みたいに何もないのに技術でやたら大きく見せたりするのも考えものですが。また面白そうなのが厄介というか。
浦沢直樹は最初3巻分だけ描き続けてくれるのがのが理想です。
『PLUTO』投げ出して、新しいの描かないかなあ。